あま~い援軍だ。阪神岡田彰布監督(65)に大量の「パインアメ」が差し入れされることが24日、明らかになった。22日放送のMBSテレビの情報番組「せやねん!」に出演した際、同商品がお気に入りだと語っていた指揮官。パイン株式会社の担当者は「以前から試合中にアメをお召し上がりになっているのは知っていたんですけど、弊社のアメなのか分からなかった。びっくりしています」と驚きを隠さなかった。

同社は1袋200粒入りのものを5袋用意。また「パインアメ以外のものもぜひ」と、他商品も詰め合わせて梱包(こんぽう)した。のべ1000粒以上のアメを段ボールに詰め、この日発送した。荷物の中には岡田監督への手紙も同封。「何か生まれるといいなと思っています」と、新たなつながりにも期待を込めた。

過去には21年、西武栗山の通算2000安打達成時にコラボも行った同社。今回も「ご一緒できる機会があればうれしい」と意欲的だ。放送を見た視聴者からはSNS上で「優勝=アレ」とかけた「パイン“アレ”」など、早くもコラボ商品名の構想も寄せられている。「球団さんからオファーが来るとうれしいなと思っています。優勝記念品みたいな形で還元できればうれしい」。18年ぶりの「アレ」を「アメ」で祝う日も近いかもしれない。

前半戦を首位でターンしたが、現在2位広島とはゲーム差なし。戦略家の指揮官にとって、アメでの糖分摂取は混セを勝ち抜くためのエネルギー源となる。担当者は「パインアメって穴が開いていて、見通しがいいんです」と、明るい未来も予兆した。後半戦の優勝争いへ、縁起付きの「お口のお供」が指揮官の頭脳を支える。【波部俊之介】