中日根尾昂投手(23)がウエスタン・リーグ阪神戦で今季6度目の先発登板し、6回途中まで投げ、109球6安打6失点の内容だった。

初回1死から小幡に四球を与え、続く野口に先制2ランを被弾。4回には連打と自らのけん制悪送球でピンチを広げ1点を失った。6回1死からは四球と連打を許し、満塁にした場面で降板。この日は最速151キロを計測し、毎回三振も奪ったが、失点は6とかさんだ。

降板後に、「失投を打たれてしまっています。甘い球を1球で仕留められてしまっている。自分の球をもっと投げきれるように練習します」とコメントを残した。片岡2軍監督は「バンテリンドームということもあり、力んで球がうわずっていた。最近は球自体もよくなっている。(先発として)まとまりも出てきた」と評価。1軍昇格に関しては「仲地や松葉がいて、空きがない状況。いまの状態を維持していけば(昇格の)チャンスもある」と続けた。

根尾は昨年6月に1軍に同行したまま野手から投手への異例の転向。投手としては5月21日広島戦(マツダスタジアム)から25試合に登板し、1ホールド、防御率3・41を残した。最速は154キロを計測。10月2日広島戦(マツダスタジアム)では初先発も経験した。今季は先発入りを目標に掲げ、2軍キャンプスタート。今季2軍戦での通算成績は20試合(5先発)に登板し0勝4敗、防御率3・05になった。

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