日本ハム奈良間大己内野手(23)がドラフト同期の矢沢の誕生日を自身の活躍で祝った。「7番遊撃」で先発出場し、2回2死二塁で先制右前適時打。球団を通じて発信したコメントは「先制点を取ることができて良かったです。矢沢選手お誕生日おめでとう」。粋な計らいで23歳になった矢沢を祝福。3回にも適時打で2安打2打点。ルーキーイヤーを切磋琢磨(せっさたくま)する同期のバースデーを彩った。

奈良間にとって同期の存在は心の支えになっている。現在2軍で奮闘中の矢沢とは互いの昇格や降格時に「もう1回頑張ろう」とメッセージを送るなど励まし合ってきた。ともに出場した7月18日のフレッシュ球宴(富山)の試合後には同学年の西武蛭間も加えて3人で焼き鳥を堪能。「みんなしゃべります、明るいです。本当はラーメンを食べに行こうとしてたんですけど、混んでいたので(笑い)」と、つかの間のリフレッシュで英気を養った。

絆の強い同期の存在を励みにレギュラー奪取へアピールした奈良間に新庄監督も「チャンスをつかめた1日。ここから3、4試合、この活躍ができたら給料がボンって上がる」と評価。それは本人も分かっている。試合後はZOZOマリンに居残って、バットを振り続けていた。【佐瀬百合子】

【関連記事】日本ハムニュース一覧