直近4戦4勝と好調だった山崎伊織投手が広島打線に捕まった。

2回1死一塁、デビッドソンに追い込んでからのフォークを捉えられ、左翼席への先制2ランを被弾。これが2戦連発で11本塁打中6本塁打が巨人戦という“巨人キラー”にまたしても打たれた。

さらに続く3回には1死二、三塁から上本の二ゴロの間に1点を献上し、2死三塁から坂倉に左中間フェンス直撃の適時二塁打を浴びた。2回2/3を6安打4失点で「しっかり勝ちにつながる投球をしたいと思います」と前日4日に意気込んだ投球を見せることは出来なかった。2回1/3を8失点で降板した4月27日阪神戦に次ぐKOとなった。

後輩右腕の黒星を消すべく、オコエが“超速二塁打”で風穴をあけた。4点を負う5回2死、それまで完全投球に封じられていた広島の先発左腕・玉村の初球直球を右前にはじき返した。右翼・野間がゆっくりと打球処理する隙を見逃さず、俊足を飛ばして二塁まで進塁。得点にはつながらなかったものの、チーム初安打でチャンスメークした。

巡ってきたチャンスで奮闘する。丸が3日に左膝の「蜂窩織炎(ほうかしきえん)」のため、出場選手登録を抹消された。オコエは同日の午前中は川崎市のジャイアンツ球場での2、3軍合同練習に参加。強い日差しを浴びて汗を流す中で緊急昇格となり、東京ドームに急行した。前日4日の広島戦では代打で空振り三振に倒れたが、打撃と足で結果を示し、6月25日広島戦以来、1カ月半ぶりのスタメン起用に応えた。【小早川宗一郎】

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