1軍復帰した2選手もすぐさま活躍し、オリックスが2位ロッテとの直接対決で完封勝ちした。

左尺側手根伸筋腱炎(けんえん)から復帰した太田椋内野手(22)が「1番二塁」で、左大腿(だいたい)二頭筋筋損傷から復帰した森友哉捕手(28)は「2番右翼」でそろって先発した。

太田は初回の第1打席で、初球を捉えて右翼フェンス直撃の二塁打。先制点のきっかけをつくった姿に、中嶋聡監督(54)は「積極的にいくタイプなんで。久々に見ましたけど、いい感じではあると思います」と話した。

3回に2点目をもたらす中堅への適時三塁打を放った森は、約7年ぶりに外野で先発。「今日もし風が強かったら(外野で)行ってなかったかもしれないですけど。こういうオプションは絶対あるなと思っていたので。ここで出すことができて良かったと思います」。復帰した森に加えて若月、セデーニョら打撃好調の選手を最大限に並べるオプションが生きた。

これで2位ロッテとは今季最大の6ゲーム差。「本当に目の前のことをやっていかないといけない。本当に一喜一憂せずにしっかり目の前の試合にこだわっていきたいと思います」。慢心なく、1試合の1勝を目指す。

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