ソフトバンク森唯斗投手(31)が6回途中1失点で、約4カ月ぶりの2勝目を挙げた。
味方の2失策などで再三のピンチを背負ったが、闘志を前面に押し出して西武をねじ伏せた。8月には盟友で元守護神のデニス・サファテ氏(42)から刺激を受け、2軍調整から再起した右腕。チームは2週間ぶりの連勝で9日ぶりに貯金生活に戻った。
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森は何度もグラブをたたいた。1点リードの5回。2死二塁で源田を投ゴロに仕留め、感情をむき出しにした。右腕は「自分らしくできたんじゃないかなと思います」と、当然のように振り返る。6回には先頭ペイトンをチェンジアップで空振り三振。マウンドで何度もほえた。
今季から先発転向した右腕にとって、約3カ月ぶりの先発は「ラストチャンスの気持ちだった」。強い覚悟は闘志となって全身からあふれ出た。1回先頭の源田、6回1死から蛭間を味方の失策で出してピンチを背負った。それでも通算127セーブを挙げ、何度も修羅場をくぐってきた森は動揺しない。「そこは助け合いなので」と涼しい顔で後続を切った。6回途中1失点。「最後の回(6回)は最後までいってカバーしたかった」と自己評価は厳しいが、堂々たる投球で約4カ月ぶりの2勝目を手にした。
8月中旬、ペイペイドームのイベントで訪れた元守護神のサファテ氏と再会した。18年途中にその座を受け継いだ盟友同士。森は2軍調整中だったが激励をもらった。「もちろん刺激になりました。今日も見てくれていると思います。また頑張ります」。苦楽をともにした元同僚にも吉報を届けた。
森の気迫に藤本博史監督(59)も「若い選手、若いピッチャーには見習ってもらいたい。ああいう森の気迫を見てもらいたいよね」と最敬礼した。9月は黒星スタートだったが、約2週間ぶりに連勝。2カード連続の勝ち越しで再び貯金生活だ。5日からは2位ロッテ、4位楽天とのCS進出を懸けた本拠地6連戦を控えている。今後を占う大事な1週間を前に、森の好投で弾みをつけた。指揮官は「次の6連戦が2位と4位のチームだから。そこをしっかり勝ち越しましょう」と、勝ってかぶとの緒を締めた。【只松憲】
▽ソフトバンク斉藤和投手コーチ(森について)「気迫があいつの持ち味やから。気迫だけじゃなくて結果もね伴っているから。あいつにとってもチームにとっても良い1日」



