元バレーボール女子日本代表の木村沙織さん(37)が始球式を行った。

185センチのスラリとした長身から投げ込んだ球は、左打席に立った巨人梶谷の背中側に大きくそれてワンバウンドでミットへ。球筋を見て「ああああ~~~!」と大きな声をあげ、「ふわって投げようと思ったら下の方にいっちゃって残念でした。人より手が大きいので、こんなに小さいボールなんだと思って」と、バレーボールとの違いに戸惑いつつも笑顔で務めた。

始球式経験のある元日本代表の狩野舞子さん(35)に練習に付き合ってもらったり、阪神江草2軍投手コーチを夫に持つ竹下佳江さん(45)の小学生の息子に投げ方を教わってきたという。「今日も頑張ってねって言ってくれてたんですけど、テンさん(竹下)の息子さんに『全然ダメだったじゃん!』って言われそうです」と苦笑いした。

バレーボールは、来夏のパリ五輪予選として開催されるワールドカップ(W杯)が16日に開幕する。「WBCもすごかったですし、この前もバスケだったり、スポーツで日本中が盛り上がってくれたらうれしい。2位まで入ればオリンピックのチケットがもらえるので、全日本の女子、男子のみんなならやってくれると信じています」とエールを送った。