オリックス山本由伸投手が奪三振でもロッテ種市を抜いて「投手4冠」に返り咲くも、8月16日ソフトバンク戦以来の6敗目を喫した。

自身2度目の無安打無得点試合から中6日の先発。先制直後の3回、楽天打線に4安打を浴び、27イニングぶりの失点で逆転を許した。「先制をしてもらったんで、その点を守れたら良かったんですけど。いつもファウルを取れるボールも前に飛ばされて、安打になったり」。無双のエース登板時には珍しい、ファンの祈るような「頑張れコール」が何度も響いた。

若月の体調不良で、この日は森と春季宮崎キャンプ中の2月14日紅白戦以来のバッテリー。「ずっとバッテリーを組みたかったのですごくうれしかったです」と話しただけに、15勝目につなげられなかったことも悔やんだ。

山本が9月に負けたのは20年9月8日西武戦以来。最短Vは20日に延び、中嶋監督は「やるしかないんで」と前進のみを強調した。

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