ラオウが、本拠地胴上げをファンに約束した。オリックス杉本裕太郎外野手(32)が、3日連続で京セラドーム大阪のお立ち台に上がった。初回、ゴンザレスの三ゴロ併殺崩れの間に1点を先制し、なおも2死一、三塁でロッテ小島から左翼フェンス直撃の適時二塁打。2点目をたたき出し、17日楽天戦からの連続打点を3試合に延ばした。

「マーゴ(ゴンザレス)があんまり足速くないですけど、全力疾走で(先制点を)もぎ取ってくれたんで、楽な気持ちで打席に立つことができました」と助っ人に感謝。右膝を痛めた宗の代打セデーニョがダメ押しの3点目を挙げた活躍にも「最初から出ている人も、後から出る人も全員が仕事をしているなと感じている。周りに負けないように頑張ります」と喜んだ。

21年の優勝は本塁打王にも輝いた32発で打線をけん引。昨年は負傷などで4度の出場選手登録抹消を経験しながら、逆転優勝を決めた10月2日楽天戦に間に合った。長打も打ち、ビールかけにも参加し、連覇の喜びをかみしめた。今年もいよいよ3連覇の瞬間が近づき「明日、決めます!」と宣言。リアルなヒーローに復活し、ファンと昇天の時を迎える。【堀まどか】

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