ロッテ佐々木朗希投手(21)の次戦登板は、24日ソフトバンク戦(午後6時開始、ZOZOマリン)に決まった。吉井理人監督(58)が22日、「順調に回復して、次も日曜日に投げられると思います」と前回登板から中6日で先発起用する意向を明かした。
佐々木朗は17日の西武戦で初経験だったベルーナドームのマウンドで足を滑らせるなど、形状による歩幅などの対応に苦労した。3四死球などで球数も要し、予定していた70球に達した3回で4安打3奪三振3失点降板。吉井監督も試合後に「歩幅が狭くなると、そのパワーをだいたい上半身のどこかで代用するので」と体の疲労や張りを心配していたが、佐々木朗の状態を確認し「(張りは)抜けました」とゴーサインを出した。今回の球数の目安は前回より増やし、90球前後とみられる。
7月24日のソフトバンク戦で左脇腹に違和感を訴え、翌25日に左脇腹肉離れで登録を抹消された。驚異的な回復力で今月10日のオリックス戦で48日ぶりに復帰。3回45球、1失点で今季パ・リーグ相手に初黒星を喫したが上々の再発進だった。復帰2戦目の西武戦も負け投手となり、今季15試合登板で7勝4敗、防御率1・78。今季のソフトバンク戦は4試合に先発登板し、2勝0敗、防御率1・13。クライマックスシリーズ出場権を争う直接対決で、復帰後初勝利を狙う。【鎌田直秀】