阪神岡田彰布監督(65)が28日、不振に苦しむ森下翔太外野手(23)の“突貫工事”をレギュラーシーズン終了後に施すことを予告した。29日DeNA戦に向けて横浜に移動する道中の新大阪駅で取材に対応。悩めるルーキーについて「森下はもう“突貫工事”よ、これからは。(レギュラーシーズンの)試合が終わってからになるけどな」と不敵な笑みを浮かべた。

森下は14日の優勝決定後に状態が下降した。15日広島戦以降で22打席連続無安打。23日ヤクルト戦で3安打を放つも、その後は15打席連続無安打と再び停滞した。27日の中日戦ではマルチ安打を記録したが、まだ本調子とは言えない。指揮官は「今のままじゃなあ。3試合も4試合もノーヒット続いたら、短期決戦やったら終わってしまうからのお」と危機感を募らせた。

今季最終戦の10月4日ヤクルト戦を終え、同18日開幕のCSファイナルSまでの約2週間を利用する。10月9日から開幕する宮崎でのフェニックスリーグで、主力組を14日の西武戦、15日の日本ハム戦に出場させることを明言。森下については「ちょっと多めに試合出してもいいしな」と前倒しで参戦させるプラン、甲子園で「打ち込ませる」パターンも画策している。

指揮官は試合中の打席における試行錯誤の重要性も説いた。「ちょっとタイミングの取り方変えたり、いろんな試行錯誤みたいなものを自分でやって、そこで『ポンッ』と1打席、1球でハマる時もあるよ。『あっ、今タイミングおうた』みたいな。そういうのを探していかな」と促した。

3番森下の完全復調を、指揮官は誰よりも待ち望んでいる。「あれは結構、チームに勢いをつける、そういう打ち方ができるからな。そらクリーンアップ打たすつもりでおるんやから、そんなもん打たんと、お前」と期待する。日本一へ欠かすことのできない背番号1の眠れる打棒を、“愛のムチ”を入れてたたき起こす。【古財稜明】

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