CSファイナルステージ先発枠への最終テストだ。阪神青柳晃洋投手(29)が29日DeNA戦(横浜)で今季最終登板に臨む。この日は甲子園で投手指名練習に参加。ダッシュやキャッチボールで汗を流した。
「自分は(CSで)いつでも行ける準備はしようと思っている。当たるかもしれないDeNA。自分のピッチングをしていい形で抑えられたら」
今季挙げた8勝のうち、5勝がDeNA戦。同戦でのシーズン6勝目となれば18年メッセンジャー以来だ。「打ってくれてるから勝ちがついてるだけ。完璧に抑えたっていう試合がない」。“お得意様”にも緩みはない。
相手は現在リーグ3位。日本シリーズをかけて戦う可能性も十分に秘める。岡田監督は「相性ええからな。まだ分からへんからな。クライマックスも」と説明した。村上、大竹、伊藤将ら盤石なメンバーがそろう阪神投手陣。今季開幕右腕にも、先発枠が約束されている訳ではない。同戦の投球内容はポストシーズンでの起用にも直結しそうだ。
今季は不振により2軍調整を経験。それでも後半戦は調子を上げ、直近5試合では4勝1敗だ。好投で締めくくり、最後のアピールを狙う。【波部俊之介】