阪神は今季レギュラーシーズン最終戦となる4日のヤクルト戦に臨む。同日の巨人戦に先発するDeNA東の黒星が条件ではあるが、13勝を挙げれば最高勝率の可能性を残す大竹が先発。さらにDeNA牧と並んでリーグ最多164安打の最多安打の中野、2位のDeNA宮崎に6厘差で出塁率4割3厘でトップの大山、28盗塁でトップ独走中の近本と4選手がタイトル獲得に挑む。岡田彰布監督(65)の一問一答は以下の通り。
-4日が今季最終戦。メンバーは
岡田監督「野手はみんな連れてくよ。ピッチャーはな、もう連れていけへんけど」
-タイトルもかかるが、チームとしてもしっかりした内容で戦いたい
岡田監督「いやいや、そんな、戦い方は考えてないよ。別に。まあ、だから大竹に勝たす。相手次第やから、わからへんけどな。そらお前。最善のフォローだけはしたらんと。中野は、そのまま2番でいくよ。近本が最初に出たらな、一、二塁間も広なるし、ちょっとな、ヒットのチャンスが。サインもそんなん、ランエンドヒットもしないし。もうあれからしてないよ。優勝してから(サイン出し)してないよ。中野に関してはな」
-森下は広島で結果を出したが、最後も使うか
岡田監督「最後は、普通のメンバー、あれやん、いつものメンバーでいくよ」
-練習をみて
岡田監督「練習では悪ないよ。別に。めちゃめちゃ練習から崩れてるゆうのは、別に、なかったけど。試合で、自分が崩れるんやんか。自分で崩れていくゆうことや。練習で、ワンバン振ってないよ。な? 試合になって、ワンバン振るんやから。練習ではワンバン振ってないよ」
-ボール球を振らなければ、自分のカウントになると
岡田監督「遅いわ、今頃。何試合してんねん、お前(笑い)」
ー佐藤輝は9月はいい成績。変化を感じる
岡田監督「変化、どうやろなあ…。なかなか毎日みてると、なかなか気づかんでな。だからその、ホームランとかも出とるけど、やっぱり率も上がってるわけやんか。それがまず一番やな。やっぱり、率が上がっていくと、自然とホームランも増えてくると思うよ、俺は。まず、率をあげなあかんわな。そんなの2割でホームラン王なんか取れへんやろ?」
-勝負強さも出てきた
岡田監督「そうやなあ。打点がなあ。だって今、一番チャンスに回ってくる打順やからなあ。5番なんかはなあ」
-クライマックスシリーズまで調子を落とさずにいくためには?
岡田監督「いや、そんなんお前、1カ月周期とかそんなん言うけどな、なかなかな。最後、フェニックス(リーグ)でうまいこと自分の感じというかなあ。それまでは練習になるからな、シート(打撃)とかもちょっとやるみたいやけど。それはもう自分で調整していくしかないやんか。結局、ゲームの中やからな、ゲームの中でのことやからな。練習でそらポンポンスタンドに放り込んでええ感じで打ってるって言うても、結局試合で打てんかったら何にもならんからな」
-5、6番が打てば点が入ると言っているが短期決戦でもそれは変わらない
岡田監督「それは変わらん、変わらん。一緒やわ。みんなやることは一緒やからな」
-ローテーションを決めるのはまだ先か?
岡田監督「だって相手がわからへんのやから。だから、フェニックスも中継ぎは10人以上、11人かなんか、そっから7人、8人な。まあな、DeNAも佐野があんなんになったら、そんなにブルペンに左ピッチャーはいらんようになるし、結局なあ。広島になったら左がいるとかな。先発ピッチャーは今年頑張ったもんからいくつもりでおるけど、ブルペン陣はちょっと変わってくるわな。メンバー的にな。一番極端やんか、DeNAと広島やったら。右で打つやつがおるのと、左しか(主力が)いてないところと。そうやろ?」
-フェニックスリーグと相手を見て、ブルペン陣を絞り込む?
岡田監督「そうそう。それはみんな調子を上げていかなあかんで。そらな。みんなフェニックスに行くから、2試合ぐらいかな、大体な。その辺でうまいことな、ピッチャーの方がまだええわ、ただもうな、ストライクゾーンに投げこんでいくな、自分の調子をそれでつかめるから」
-シート打撃も多めにするのか
岡田監督「いやそんなしない。そんな残ってないもん、選手も」
-フェニックス行ってる間に湯浅は投げるか
岡田監督「投げへん、投げへん、投げへんよ。いやいや、そらさっきも今日、和田(2軍監督)もきとったからな、ちょっとな、いろいろ話しにきとったけど、『まだそんな全然ボールいってない』言うとったで。そんなの、もう、俺はそんなの入れてないよ、別に。絶対いるいうアレじゃないからな。そらまだ完璧じゃなかったらまだ無理やろ、そんなん。そらお前、こっちのもっと頑張ってた中継ぎ陣もおるわけやから、そんなん外されへんよ」
ーオリックス平野が250セーブ。ここまでの活躍は
岡田監督「いやいや、だから、ボールの種類少ないしなあ。最初に言うたのは、『お前よう12敗するまで先発で投げさしてもろたなあ』言うたよ、お前。最初の言葉は。俺『3勝12敗のピッチャー、よう先発で使わん』言うてな」
-監督に就任して決めていた
岡田監督「そうそう、だから(オープン戦の)初戦先発やで、あれ、安芸で。3イニング、『お前1回先発してみい』言うて、3イニング、あれから先発1回もしてないわ」
-リリーフならいいものを出せる
岡田監督「ボールの種類が少ないし、フォークという一つの武器があったからな、やっぱりな。だってほとんど真っすぐとフォークだけやで、でも。岸田もそうやったなあ。あれも。岸田は逆に10勝4敗したけど、ようあれで、先発でな、あのボールの種類で、なあ、よう10勝もしたなあと思たなあ」
-平野はここまでの選手になるとは
岡田監督「いやいや、そら後ろやったら良かったからなあ。やっぱ後ろやなと思ったよ、うーん。そらええ時はもっとお前、ストレートも速かったしなあ、フォークもずっとあれ落ちとったよ。ストレートとフォークだけで十分いけたからなあ」
-平野投手も岡田監督のおかげと
岡田監督「あれはもうアメリカいく前も帰ってきた時も電話してきよるよ、平野は。帰ってきました言うて。電話かかってきとった。行く時も行ってきますって電話あったよ。平野はなあ」
-見ててうれしい選手
岡田監督「いや、そらそうやんか。だから結局、その平野いう選手を見るのは、成績とかそんなんじゃなしに、例えば京都でなあ、京産大にな、シーズン終わっていつもあいさつ行くとかな、そういうのものっすっごい気にする、俺は大事と思うんよな。結局そういうもんなんよな」
-若い時からその辺の人間性も
岡田監督「うん。俺の京都のな、岡田会にも鳥羽高校の監督とか来てたしな、それで話とか何回もしてたけど」
-日本シリーズで対戦する可能性もある
岡田監督「投げれる? 何を言うてんの。そんなんクライマックスも始まってないのに、日本シリーズの話て、何回勝たなあかんねん」
-CSの時期まではどのように過ごしていくのがいいか
岡田監督「そんなん正解ないわけやんか、こういう風に過ごしたら勝てるみたいなのはあるか? マニュアルが、ないやろ? そんなん。だからこっちは言いようがないし。気持ちはそらたかぶってくるよな、近づいてくるとな。そこである程度実戦でいい結果が出てる方が気分的にもええのは、そういうのは間違いないやん。それ以上のことはちょっとなあ。こんだけのことしました言うても、全然打てんやつもおるやんか」
-05年もパ・リーグだけがプレーオフをやって
岡田監督「あれもなあ。あれはもうめっちゃくちゃ盛り上がってたで。俺、ソフトバンク見に行ったけど、福岡ドームに。それからフェニックス行ったやん」
-プレーオフを見にいった
岡田監督「そやん。上の部屋から。めっちゃくちゃ盛り上がっとったよ。『うおー』と思ったよ」
-似たような状況か
岡田監督「それは分からへん。あの時もクライマックスあればな、そうなってるか分からんし。(宮崎に)調整にみんな行ったよ」
-05年より若い選手が多いから楽しみか
岡田監督「楽しみはずっと楽しみやん、そらチームが前は03年に優勝してるチームやから。前から言うてるように」
-やれることをやるしかない
「そやん」