エースが大一番に帰ってくる。ロッテ佐々木朗希投手(21)が、14日のソフトバンクとのCSファーストステージ初戦(ZOZOマリン)に先発する可能性が急浮上した。12日、吉井監督、黒木投手コーチらが見守る中でブルペン入り。松川捕手を相手に21球、全球種を投げ込んだ。シーズン中も先発2日前のブルペン入りが通例だった「令和の怪物」。本拠地ファンの前で9月17日西武戦以来、1カ月ぶりの実戦マウンドへ上がる準備が整った。

<佐々木朗の今季>

◆3月4日 日本代表壮行試合で中日相手に日本選手最速タイの165キロ。

◆同11日 WBCのチェコ戦で3回2/3、自責点0。21歳4カ月はWBCの日本代表で最年少勝利投手。

◆同20日 WBC準決勝のメキシコ戦で4回3失点(勝敗なし)。翌21日米国戦は登板なしも優勝メンバーとなる。

◆4月14日 オリックス戦で山本との初の先発対決に投げ勝つ。

◆5月5日 ソフトバンク戦で5回無安打、12奪三振も右手中指のマメで降板。次の登板は同28日となる。

◆7月24日 球宴登板から中4日となったソフトバンク戦で左脇腹の違和感により、6回1失点で降板。

◆同25日 左内腹斜筋損傷と診断され離脱。吉井監督は全力投球まで最低2カ月かかると説明。

◆9月10日 オリックス戦で48日ぶり復帰。球数制限を設け、3回45球、1失点(敗戦投手)。最速161キロに「それなりのボールは投げられた」。

◆同17日 西武戦で3回3失点(敗戦投手)。初体験のベルーナドームで着地の歩幅が合わず制球乱す。

◆同24日 ソフトバンク戦で発熱のため登板回避。特例2023の対象選手として出場選手登録を抹消される。