来季から1軍投手チーフコーチに就任する巨人杉内俊哉コーチ(42)が「豪腕王国」を築く。

17日、川崎・ジャイアンツ球場で秋季練習に参加。3軍投手チーフコーチから1軍に配置転換となり、「もう光栄ですし、阿部監督との付き合いも長い。何とかサポートできればいい」と誓った。

「ど真ん中に投げ込む度胸があるかないか」とまずメンタル面の意識改革を求める阿部新監督と同じ方針。かわす投球よりも、まず球威、打者に向かっていく意識を植え付けていく。「やっぱり真ん中から広げていってほしいというのが僕の考え。強い真っすぐを投げる。フィジカルを鍛えれば、技術がついてくると僕は思っている。ベテランも一緒ですね。引退するまでフィジカルは鍛えないといけない」と投手陣整備の道筋を語った。

今季のチーム防御率3・39はリーグ5位。若手を育て、底上げを図る。井上、堀田、横川の名前を挙げ、「レベルアップしてくれたらすごい投手王国になると思っている。現状の1軍のメンバーはもっとさらなるレベルアップはしなきゃいけないですけど、2軍で投げているピッチャーは、1軍の環境に慣れれば、活躍する子もいるかもしれない」と期待を寄せた。

来季から投手コーチに就任する内海氏とのタッグになる。「2人で協力し合って。お互いの主観がありますから、いろいろな考えがありますし、柔軟に対応し、相談ながら。2軍、3軍も若いコーチ陣なので、コミュニケーションは取りやすいはず。意見を聞きながら底上げも含めて、優勝できるようなチームを作れればと思っています」と再建していく。

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