「第19回関東地区大学野球選手権」が今日6日、横浜スタジアムで開幕する。上位2校に与えられる明治神宮野球大会(15日から6日間)の出場権をめざし、関東5地区の上位2代表、全10校が熱戦を展開する。神奈川大学秋季リーグで連覇した桐蔭横浜大の斉藤博久監督(57)に話を聞いた。出場校の注目選手も紹介する。
桐蔭横浜大の斉藤監督は、「連覇ができて非常にうれしい。選手はよく頑張った」と振り返った。
6月の全日本大学野球選手権1回戦の仙台大戦は、10回タイブレーク1-4で惜敗し、打線は4安打に終わった。同大の伝統どおり「打ちこんで」秋のリーグ戦に臨んだ。「バットを短く持って打つ、引き付けて打つ」などの意識を徹底させた。
初戦の神奈川工大戦では、エースの古謝樹(4年=湘南学院)が2点先制されたが、8回に代打の安達斗希(2年=平塚学園)の左前安打を皮切りに、代走の祝田騎士(2年=札幌日大)の盗塁などで逆転。「各自の仕事をしてくれたことが勝因であり、初戦で硬さが抜けた」と振り返る。
優勝を決めた横浜商大戦では、4点を先制されたが、4番に入った加田拓哉(3年=帝京)が4回に2ラン。9回裏にもサヨナラ犠打を放ち、3季連続16度目の優勝に貢献した。加田はケガから復活した初戦、10月7日の横浜国大戦でも本塁打を放っており、好調を維持している。
リードオフマンの松野海舟(4年=八王子学園八王子)を中心に、全員がコンパクトにスイング。主将の高橋小次郎(4年=星槎国際湘南)は「初球から強いスイングの準備を心がけようと話していました」。
投手陣では、エースの古謝、山崎駿(4年=桐蔭学園)、抑えの薮野哲也(2年=鹿島学園)らが軸。斉藤監督は「13年以来の神宮大会出場を目標」と意気込んだ。
「プロが使っている横浜スタジアムで試合」
大会委員長を務める神奈川大学野球連盟の佐々木正雄理事長(75)は「関東地区大会は、全国的に認知されつつあります。プロが使っている横浜スタジアムで試合ができることは大きい。レベルも上がって来ている。選手は、誇りを持って努力してベストを尽くし、意識を持って頑張って欲しい。関係者を含め、『心技体』をもって、しっかり鍛錬して踏ん張ってもらいたいです」と語った。
今年は初めて、学生主体で動画配信YouTube(https://www.youtube.com/@yokohamashichouhai)で全9試合が生中継される。佐々木理事長は「北海道から沖縄まで選手が出場している。全国の隅々まで配信されるので、全国の祖父母にも見てもらえる機会。視聴操作方法などは、若者が皆で力を合わせて呼びかけてサポートして欲しい」。
【桐蔭横浜大/神奈川大学1位】楽天ドラ1 最速153キロ左腕
桐蔭横浜大・古謝樹投手(4年=湘南学院)
東北楽天から1位指名。今江敏晃新監督に「球の出どころが見づらい」と言わしめた。最速153キロの左腕は、ストレート、スライダーに加え、今年からツーシームも多用し、「バックの状況を考えながらテンポよく、ピッチングをした」。侍大学ジャパンでは「米トップクラスのバッターから空振りを取れてストレートに自信がついた」と語る。
【横浜商大/神奈川大学2位】秋の出塁率4割8分2厘
横浜商大・吉村慶佑内野手(4年=平塚学園)
春は19安打(1本塁打)で3割5分8厘。秋は14安打(2本塁打)で3割2分6厘、10打点。50メートル6秒前半の俊足を生かし7盗塁、13四死球で出塁率は4割8分2厘。昨年のオフから置きティー打撃を練習に取り入れ、センター返し、低いライナーを打つことを心がけている。「チームとして神宮大会出場を目指したい」と力を込めた。
【日体大/首都大学1位】リーグ1位 打率.471&14打点
日体大・門馬功内野手(2年=東海大相模)
秋季リーグ開幕戦では、3番DHで出場。ソロ本塁打を含む3安打2打点と大活躍。今年から、打力向上のためにメディシンボールトレーニングを取り入れた。秋は通算10試合に出場し、2本塁打16安打を放つ。打率4割7分1厘、14打点は共にリーグ1位に輝き、優勝に貢献。「1戦1戦勝って必ず優勝します。打点にこだわり勝負どころで1本打てるバッティングをします」と力を込めた。
【筑波大/首都大学2位】秋2発、7打点、16四死球と好調
筑波大・西浦謙太捕手(4年=八尾)
昨年の秋にベストナインを獲得。今春は、股関節の可動域を広げるトレーニングや中臀筋を鍛え、武蔵大戦で満塁本塁打を放つなど11打点をマーク。秋は2本塁打、7打点、16四死球と好調を維持。青学大駅伝部の原晋監督の著書を愛読、「野球に取り組む考え方」を参考にしている。「昨年は1勝もできずに終わったので、今年こそ勝って神宮大会に出られるように頑張ります」と力を込めた。



















