“炎のストレート”を取り戻し、監督の期待に応える。日本ハム吉田輝星投手(22)が4日、秋季キャンプで初めて投球練習を行った。新庄剛志監督(51)からは、春季キャンプ中に藤川球児氏から指導を受け自己最多51試合登板につなげた“22年型フォーム”への修正を提案された。わずか3試合登板に終わった今季を反省。好調時のスタイルを思い出し、リベンジの24年につなげる。
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吉田が“原点”に立ち返る。エスコンフィールドでの練習中、指揮官に声をかけられた。両肩に手を置き「頼むぞ」。吉田自身も今季のふがいなさは十分、痛感している。「今年はずっと2軍にいたんで。まず1軍に去年みたいにずっといて、その中で去年よりも自分のポジションを明確に。そこは自分の力でつかみ取れるように頑張りたい」と気を引き締めた。
最もボールに力を与えられる形を思い出す。指揮官からはフォームについても指摘を受けた。「ちょっと横振りになってる。去年のフォームに戻した方がいいんじゃない?」。昨季は、キャンプ中に臨時コーチを務めた藤川球児氏の指導を受け磨いた、浮き上がるような直球を武器に、自己最多51試合登板と手応えをつかんだ。吉田は「去年すごく自分の中で変わった。もっとうまくできることあるなぁと思いながらオフに入ったらうまくできなくて。そこから崩れてしまって。(監督に)外から見てあらためてそういうのを教えてもらった」と感謝した。
シーズン終了後はみやざきフェニックス・リーグで実戦登板しながら筋力トレーニングも並行してきた。「下半身の方がメイン。エンジンみたいな感じ。フェニックスでは150キロ出たりとか、平均球速も上がってきた。後はここからちょっと体重落としながら筋量キープできれば、もっと動きやすくなる」。土台づくりは順調。腕の振りも微調整し来季快投につなげる。
「去年、球児さんに教えてもらって良くなったっていうのは、もうボスのおかげ」。再び指揮官に気付かせてもらった球児イズム。失敗した今季の取り組みを糧に、もう1度、自身のストロングポイントを、見つめなおす。【永野高輔】



