阿部巨人よ、かかってこい! 阪神岡田彰布監督(65)が9日、伝統の一戦の24年開幕を歓迎した。

8日にセ・リーグから24年の日程が発表され、3月29日からの開幕カードが巨人に決定。この日、甲子園に姿を見せた指揮官は「またうまいこと巨人(戦を)組んだんやな」とニヤリ。新たに宿敵を率いる阿部監督については「『どんな野球するのかなあ』というのはあるよ」と余裕の表情でマッチアップを心待ちにした。

阿部監督との接点に関しては「そんなん全然ないよ。年、20くらい(21歳)離れてるんちゃう? そらあ、もうないよ」ときっぱり。阿部野球は未知数だが、「それはメンバーが変わったら野球も変わるよ。俺らもそうやけど、こういうチームやったら、こういう風にしたらベストの状態で勝てるみたいになるわけやからさ」。早速トレードでソフトバンク高橋礼、泉、オリックス近藤と右腕3人を補強するも「ああそう。まあ別に分かれへんけど」と意に介さなかった。

チームにとって巨人との開幕戦は20年以来4年ぶりだが、岡田監督にとっては第1次政権1年目の04年以来20年ぶりだ。当時は敵地で同点の8回に今岡(現打撃コーチ)が決勝打を放つなど8-3で快勝。そこから3連勝を飾った。今季は巨人に18勝6敗1分けと圧倒しただけに、相手は開幕から「打倒阪神」を掲げて死に物狂いでたたきにくるとみられる。「まあええんちゃう。ええんちゃうと言うたらおかしいけど」とさらりとかわした。

甲子園開場100周年の8月1日の相手も阪神サイドの強い要望もあって巨人に決まり、「それがええんちゃう」。巨人戦は特別か? の問いには「俺が言わんでも今までの歴史がそうなってるんやから」と独特の言い回しで関係性を示した。新体制の宿敵を返り討ちにし、球団史上初のリーグ連覇へ好発進を決める。【古財稜明】

 

◇阪神過去の東京ドーム開幕戦メモ

◆96年 巨人の斎藤雅に、1安打完封という屈辱を味わった。藪はじめ4投手が炎上し9失点

◆99年 野村監督の初戦を飾れず大敗。今岡のソロによる1点だけと、ガルベスに抑え込まれた

◆01年 開幕戦の17失点は、2リーグ分立後球界ワーストタイ。新人藤田が7失点とプロの洗礼を浴びた

◆02年 開幕戦勝利はチーム12年ぶり。打線が上原を攻略し、初の開幕投手井川が1失点完投勝利を挙げた

◆04年 岡田監督の初采配で快勝発進。1点を追う8回に打者11人を送り、6安打6点の猛攻で逆転に成功した

◆14年 先発能見の10失点は、開幕投手としてはプロ野球68年ぶり2度目の2桁失点。打線も4回以降は沈黙した

◆18年 2回に福留、3回に大山が本塁打を放ち効果的に加点。メッセンジャー-マテオ-ドリスの助っ人リレー

◆20年 史上初の無観客開幕戦。先発西勇が3回自ら先制ソロも、2番手の岩崎が7回に逆転を許した