巨人ドラフト3位の佐々木俊輔外野手(24=日立製作所)が13日、茨城・日立市内のホテルで仮契約を交わした。契約金6000万円、年俸1200万円でサイン(金額は推定)。背番号はトレードでソフトバンクに移籍したウォーカーが今季まで背負った44に決定した。

水野雄仁スカウト部長(58)は「走攻守バランスの取れた、足もあって肩も強いいい選手なので、1軍に食い込んでレギュラー争いをしてほしい」と期待を込めた。佐々木は「自分の一番の武器は足だと思っている。まず開幕1軍を目指し、トリプルスリーを達成できる選手になりたい。巨人の外野手で一番いい選手といわれた時に名前が挙がるような選手になりたい」と力を込めた。

50メートル走6秒の俊足を誇る韋駄天(いだてん)で、俊輔の俊には「俊敏な子になって欲しい」という意味が込められている。元サッカー少年で小学6年までは平日サッカー、土日に野球という生活を過ごした。名前が同じ元日本代表MF中村俊輔の大ファンで、小学校時代にはテストの名前の欄に無意識に「中村俊輔」と記入。返される際に自分だけ名前が呼ばれず、先生に「前に出てきなさい」と言われて、ようやく間違いに気付いたという。「中村俊輔と書いてあって、書いた記憶もなくて自分でもびっくりでした…」と、照れ笑いで恥ずかしエピソードを明かした。

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