中日立浪和義監督(54)が13日、来季もバンテリンドームに外野テラス席の増設などを行わないことを明かした。

ナゴヤ球場での秋季キャンプ終了後に報道陣に「来年もこのままだと思います」に公言。ディフェンス重視のピッチャーズパークで就任3年目も戦う。

就任以来からの指揮官の望みは今年も成就しなかった。「こっちの希望はありますけども、いろいろ難しい問題もあるみたい」。ペイペイドームやZOZOマインスタジアムに設置された本塁打を出やすくする外野フェンス沿いのテラス席設置計画。球場側と中日球団間で19年から本格的に始まった。設置資金、コンサートなどでも使用する球場側との調整はまとまらず。来季も現状規格で戦うことになった。

「打者が育ちにくい球場であることは間違いないので、守備力を上げて僅差で勝てるゲームを増やしていかないと上を狙えない。そういった野球ができるように、準備はしないといけない」。ドラフトでは即戦力内野手2人を獲得した。秋季練習、秋季キャンプでは、実戦形式のシート打撃、走塁練習、守備連携などを強化中。指揮官は、ディフェンス強化で最下位からの反攻へタクトを振るう覚悟を決めた。

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