中日立浪和義監督(54)が15日、巨人を退団した中田翔内野手(34)に“ラブコール”を送った。中田は巨人との3年契約を2年残して破棄できる、NPBでは異例のオプトアウトの権利を行使。慢性的な得点力不足に悩む指揮官は中田退団報道を受け、「打点を挙げてくれる選手には魅力を感じる」と興味を隠さなかった。最重要課題の1つとされる「右の長距離砲」の補強へ、本格的に動き出すことになりそうだ。
立浪監督が中田に異例の“ラブコール”を送った。秋季キャンプ中のナゴヤ球場。巨人中田の退団報道について問われると、あふれる感情を隠さなかった。
「WBCも一緒にやっていますし、今でも親しい関係にある。巨人で故障もあったが、勝負強さはなかなか身につくものではない。実際に(シーズン)100打点を何回も挙げている。ウチに必要なのは…もちろん本塁打とかはあるけど、打点を挙げてくれる選手には魅力はあります」
侍ジャパン打撃コーチ時代の13年WBCで打撃指導した経験もある和製大砲を高評価した。
指揮官は就任以来、慢性的な得点力不足もあり、球団史上初の2年連続リーグ最下位に甘んじたばかり。来日8年目のビシエドにも衰えが見られ、新助っ人獲得も含め大砲補強はチームにとって最重要課題の1つに違いない。
中田は日本ハム時代に3年連続100打点をクリアするなど、5度の年間100打点超をマーク。巨人時代を含め、通算1696試合出場で303本塁打、1062打点を記録している。12球団最大級の広さを誇るバンテリンドームが本拠地。中田加入で急激な本塁打増が望めるわけではないが、巨人主軸として痛打されてきた勝負強いバットマンの印象は拭いがたい。
巨人はこの日、3年契約を2年残して破棄できる中田のオプトアウトの権利行使を受諾。12月1日に公示される巨人の保留者名簿には掲載されず、以降は自由契約選手になる。
「獲得に動く方針か」と問われた指揮官は「そうですね。球団に任せるが、球団と話し合いたい」と即答した。加藤球団代表は「中田選手は現時点では巨人の保有選手。立浪監督から補強ポイントの要望は受けている。今後の動静を注視する」と慎重に言葉を並べたが、待望のスラッガー補強へ本格的に動き出すことになりそうだ。




