オリックスのドラフト1位、上田西・横山聖哉内野手(18)が18日、長野・上田市内のホテルで球団と仮契約を結んだ。契約金8500万円、年俸700万円。(金額は推定)

高校通算30本塁打、遠投120メートルの強肩強打を誇る高校No・1ショート。仮契約を終えて「すごい緊張した。より一層気が引き締まった思い。はやくユニホームに袖を通して、オリックスの一員としてやりたいなという思いです」と初々しく話した。

オリックスに指名された後、阪神の日本シリーズもしっかり目に焼き付けた。「パリーグの選手はすごいピッチャーもすごいので、そういうところを見たり、オリックスに入るので、どのような選手がいるかとかを注目していた」と“予習”はばっちり。中でも印象に残ったのは「左第4中足骨疲労骨折」を抱えながら、存在感を見せた。頓宮裕真捕手(27)。「けがした後もホームランを打ったり、意地を感じた」と“先輩”の強さに目を見張った。

目指すのはチームだけでなく、球界の中心で輝く選手。「将来的な大きな目標は、日本代表として球界を背負って活躍すること。ファンから愛されて、球団から必要とされる選手になりたいと思う」。担当の小松聖スカウト(42)も「3拍子全てにおいて期待したい。とにかく今のチームのさらなる上積み、底上げというか、そこを越えてこれる能力を持った選手。躍動する姿を期待してもらいたい」とスケールの大きさに期待した。