巨人が来年3月に台湾遠征を実施することが18日、分かった。関係者によると、沖縄・那覇での春季キャンプを打ち上げた後、そのまま帰京せず、台湾へと向かう。3月2日、3日に台湾プロ野球の「楽天モンキーズ」「中信兄弟」と2試合の親善試合を実施する。

舞台となるのは12月3日に開場予定の「台北ドーム」。台湾では初めてとなる多目的ドーム球場であり、人工芝球場。完成したばかりの新ドームでの試合に招待された。巨人は2軍が08年11月に台湾遠征を行っている。その後も3軍が育成強化と台湾との交流親善を兼ねて、台湾遠征を重ねるなど友好な関係を築いてきた。

新生阿部ジャイアンツにとっても、貴重な腕試しの場となる。参加メンバーも1軍主体になる見通し。普段は経験できない国内とは違った空気感の中での試合となる。キャンプが終わり、開幕を見据えたサバイバルが激化する春。沖縄より、さらに南国の地で経験を積み上げ、4年ぶりのリーグ制覇に進んでいく。

◆プロ野球チームの台湾遠征 94年ヤクルト、98年西武、03年ダイエーなど、シーズンオフの10、11月に遠征することが多い。ロッテは14、17、18年の秋にラミゴや台湾代表と試合をしている。春季キャンプ中に遠征したケースでは19年楽天がある。楽天は2月28日、3月1日に台北でラミゴと対戦。28日には岸が先発して3-1で勝利、1日は7-7の引き分けだった。

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