阪神佐藤輝明内野手(24)が、3年連続の大幅昇給で大台に乗せた。7日、兵庫・西宮市内の球団事務所で契約交渉に臨み、8500万円から6500万円増の1億5000万円で更改。1年目は2600万円増、2年目は4300万円増と2年連続でアップしていた中、自身最大昇給で一発サインだ。

来季は4年目だが、阪神で入団4年目までに年俸1億円に到達したのは04年赤星憲広外野手(1億円)、16年藤浪晋太郎投手(1億7000万円)、22年近本光司外野手(1億5000万円)以来、4人目で最速タイ。球団の内野手では21年大山悠輔の5年目を上回る最速となった。

「なかなか上げてもらいました。いろいろ話し合って、最終的に納得した上でサインさせていただきました。この3年で成長している部分はあるし、そこは評価していただきました。もっとバッティングも守備もまだまだ求めてるぞ、と言われたので頑張りたい」とコメント。「タイトルとれるような活躍を期待されていると思うので、頑張りたいと思います」と力を込めた。

今季はリーグ4位タイの24本塁打、同3位の92打点でチーム2冠。岡田監督のもと三塁で起用され、主に5番打者としてチームの18年ぶりリーグ優勝、38年ぶり日本一に貢献した。6月後半に2軍降格となり2年連続の全試合出場とはならなかったが、132試合に出場し486打数128安打で打率2割6分3厘。打点に加え、54四球、出塁率3割3分9厘、長打率4割9分8厘はキャリアハイだった。

日本シリーズ、さらにアジア一となったアジアチャンピオンシップまで戦い抜いた1年。プロ4年目の来季、さらなる飛躍を目指す。(金額は推定)

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