阪神伊藤将司投手が「黄金ドラフト組」最高額での契約を勝ち取った。兵庫西宮市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、今季8000万円から倍となる1億6000万円でサインした。球界でプロ4年目での同額は13年巨人長野と並び歴代7位。佐藤輝、中野、村上らがそろう20年ドラフト同期組の中で、最高額での契約となった。「輝だったり中野、村上も出てきて、(石井)大智も(同期に)いますし。負けないようにやっていけたら」。今後も変わらない切磋琢磨(せっさたくま)を誓った。

今季は左肩の違和感で開幕から出遅れながら、10勝5敗。初の規定投球回にも到達した。大幅昇給を果たし、自身へのご褒美は「おすし」。好きなネタは「いろんな種類を食べて、コハダがいいなと思った」と明かした。自身をねぎらい、来季目標の15勝、最多勝に向かう。(金額は推定)

【一覧】プロ野球12球団の契約更改状況