阪神の新入団選手会見が11日、大阪市内のホテルで行われ岡田彰布監督(66)が新人8選手に珍アドバイス? を送った。新人選手と並んで登壇した指揮官はプロ野球で成功する秘訣(ひけつ)を問われて「タイガースではマスコミに好かれることと、あまりマスコミにいらんことを言わないこと」と回答。会場から笑いが起こった。その真意は「みんなに愛される選手になってほしい」ということ。ファン、チームメートやマスコミなど誰からも愛される選手になることの重要性を説いた。
以下、岡田監督の会見冒頭部分の一問一答
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岡田監督 昨年も言ったと思いますけど、先ほど初顔合わせで姿見たんですけど、ユニホーム着ると大きく見えるというか。これは野球選手にとって一番大事なことだと思うんですけど。今年はピッチャーを多く指名させてもらったんですけど、そういう意味で即戦力というか、高校生は野手の方なんで。そういう意味で1日でも早く日本一のメンバーに加わってほしい。そういう気持ちで今はいっぱいです。
-アレンパ(2連覇)に向けて新しい力の台頭が必要
「今年は最終的には日本一を勝ち取ったんですけど、まだまだチームは発展途上でまだまだ強くなる要素を含んでいる。レベル的にも今が一番いいときですかね。(多くの選手が)30(歳)前で。そういう選手が多いんですけど、来シーズンはそこにまた新しい戦力が加わってより一層、強いチームを作りたいと思うし、そのなかに1人でも2人でも3人でも加わってもらえれば、もっと強い理想のチームが出来上がってくると思うので、非常に期待しています」
-3位山田、4位百崎と高校生2人への期待は
「そうですね。キャンプから2軍スタートになるとは思うんですけど、2軍の若い選手と一緒に練習して早くチームになじんで。先輩から学ぶものもたくさんあると思うので、それはあまり焦らずに近い将来、1軍の舞台で活躍してもらえると思うので。やっぱり大学、社会人の選手とは違う意味合いで、いい意味で近い将来期待している」
-プロ野球で成功するためのアドバイスは
「うーん。まあ、タイガースではマスコミに好かれることと、あまりマスコミにいらんことを言わないこと。ねぇ。まあ、先輩からも当然かわいがってもらわないといけないし、ユニホーム着ると勝負の世界なのでね。グラウンドではみんな対等なんですけど、グラウンド離れたときは先輩、後輩の決まり事とか。そのへんはチーム内や先輩からも愛される選手になれば。これが当然、ファンからも愛される選手になると思うんですけど。そういう意味でたくさん応援してもらえるようなね、野球選手は技術もそうですけど、性格というか、そのへんはわきまえて。みんなに愛される選手になってほしい。タイガースでは特にね、それが一番重要からもわからへんね」