楽天は15日、後輩複数選手へのパワーハラスメントで自由契約となった安楽智大投手(27)の問題を受け、4項目からなる「東北楽天ゴールデンイーグルス ハラスメント再発防止策」を制定したと発表した。チーム内の組織的、個人的なハラスメントの根絶を率先して行い、コンプライアンスの強化を図る。

チーム全員を対象に<1>年2回の面談を実施<2>年1回のアンケート調査で球団としてチームの実態把握<3>年1回のハラスメント研修を実施<4>ハラスメント相談窓口の設置(11月29日に開設)とその周知-の施策を通して継続的に再発防止に努める。

森井誠之球団社長(49)は球団を通して「同じことを2度と起こさないよう、この再発防止策を実施していくことはもちろんですが、日ごろから球団としてコミュニケーションをしっかり取り、選手やスタッフも含め、意見を言い合える環境づくりに努めてまいります」とコメントした。

約10人の後輩選手が、安楽からの暴言や人格否定、ロッカールーム内で倒立させられて下半身露出を強要といったパワハラ被害を訴えていた。11月30日の会見で球団側が一連の行為を「ほぼ事実」と認定。森井社長は安楽を自由契約にすることを明かし、今月1日には自由契約選手として公示されていた。

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