東都大学野球2部の東洋大が28日、埼玉・川越市内のグラウンドで練習納めを行った。

今春に1部昇格を決め、秋季リーグ戦は1部で戦ったが、混戦の末、勝ち点2で最下位に。入れ替え戦では2部優勝の駒大に敗れた。一條力真投手（3年＝常総学院）は「すごくいろいろあったなと。1部に上がってまた2部まで落ちてっていう1年でした」と総括した。

入れ替え戦の4回戦、1点リードの最終回のマウンドを託された。延長タイブレークの10回。2者連続三振を奪ったが、2死一、二塁から失策が重なりサヨナラ負けを喫した。焦っていたわけではない。「ベースカバーもそうですし、当たり前のことをちゃんとやる。なにが起こるかわからない。勉強になりましたね」と神妙な表情で2部降格が決まった一戦を振り返った。

絶対的エースだった細野晴希投手（4年＝東亜学園）は、日本ハムにドラフト1位指名され、チームから抜ける。「先発が1枠空く。でも先発に対してそんなに執着してないので、前と同じ感じで。投げろって言われたら投げます」と任された場所で自分の仕事を全うする。

1部昇格へ向け、新エース岩崎峻典投手（3年＝履正社）とともに引っ張っていく。「今年1部でも先発して、結構頑張っているんで、自分も頑張らないとなって」と切磋琢磨（せっさたくま）を誓った。