阪神粟井一夫球団社長、城島和弘常務取締役、西山剛取締役、東竜史事業本部事業統括らが10日、新年のあいさつで大阪市北区の日刊スポーツ新聞社を訪れ、橘尚雄社長らと懇談した。今年1月1日付で新社長に就任した粟井社長は「私だけなんですよね、代わったのは。(体制は)何も変わってない。連覇するしかない」とあらためて誓った。

岡田彰布監督(66)は就任2年目。できるだけ長くやってほしいという思いは、との問いかけに「これはね、ありますよ」と返答。続けて「ありますけども、監督のお考えもありますし」と補足し、今後監督を退いたとしても球団に携わってほしいという思いも示した。「監督としてやっていただくのがいいのか、また違う立場がいいのか、いろんな選択肢があると思う。それはゆっくりとお話ししながら、考えていこうかなと思います」。18年ぶりのリーグ優勝、38年ぶりの日本一に導いた手腕や頭脳は、形を変えても阪神の財産となる。

「まずは連覇。来年勝たないといけない。これは、監督もあんまり言うなとおっしゃらないんで」。今年は「アレ」ではなく、連覇とはっきり口にしながら、球団初の景色を目指す。