12球団監督会議が16日、都内のホテルで開かれた。会議では、あらためて今季のスピードアップへの取り組みが確認された。

前の打者から30秒以内に打席で構えるよう徹底する。昨年11月のオーナー会議で確認されていた。2軍戦ではタイマーを設置しテンポアップを図ることや、監督、コーチがマウンドに行く場合も30秒以内を意識することも確認された。

リクエスト制度の一部変更についても確認された。昨季までは、走者が前の走者を追い越すプレーはリクエストの対象外だったが、今季から対象とする。森審判長からは、リクエストのシグナルはベンチ前に立って大きく出すようお願いがあった。

また、広島新井監督より、接触プレーが起きた場合はリクエスト行使まで猶予を認める提案がなされた。新井監督は「リプレー検証は基本的に速やかに出ないと認められないが、幅が欲しい。選手が倒れていれば、まずはトレーナーと一緒に確認をした上なので」と説明。審判員が状況に応じ、判断することとなった。