岡田節は今年もキレキレだった。12球団監督会議が16日に都内のホテルで開かれ、座長の阪神岡田彰布監督(66)が昨年に続き、複数の「岡田構想」を提言した。タイトル争いにしのぎを削る選手を思っての「記録員のコミュニケーション」に、真剣勝負を楽しむファンの目線にも立った「審判員へのあいさつの簡略化」。吉田義男氏(90=日刊スポーツ客員評論家)との正月対談で予告していたもので、忖度(そんたく)なしの意見を次々に出した。

 

 

阪神岡田監督の一問一答は以下の通り。

 

-昨年はコミッショナーからDHなどの問題提起があったが今年は

それはぜんぜん出なかった。DHとか。引き分けも。だから、コミッショナーからは一番はスピードアップじゃない? メジャーにも、9月に向こう行ってた言うから。7時に始まって、9時15分に終わったとか言ってたから。それはちょっと極端やなと(笑い)。向こうも、そら一番はピッチクロックというかな、時間制限をやったけど、今年の場合は2軍は(ピッチクロックを)セッティングしてやるみたいだけど。1軍はまだそこまで進んでないけど。

 

-日本の野球は独特の間合いもある

まあ、それも駆け引きだからなあ。結局。それを醍醐味(だいごみ)というファンの人もいてるかもわからないし。でも、ランナーとかいてる時はそうだけど、いない時は、どんどんそういうね。あまりにも長いというかな、サイン交換にしても、間を取るとか、そういうのはだんだん短縮しないといけないと思うけどな。

 

-時間短縮が野球界の課題

いや、そこまでは思わないけどな。でも、1人が早くしても、相手がいてることだからな。これ。打席になんぼ早く入っても、相手がサイン出さんかったら、そのね。だから、みんなの協力がないと、なかなかそれはスピードアップできへんと思うよ。

 

-打席に入るのをなるべく急ぐことは

それは30秒とかな、言ってたけど。前のバッターがアウトになってからな。でも今は登場曲とかあるやろ? 俺らの時はそういうのなかったからな。もうちょっと短くしてもね、影響してるかも分からんけどな、長いっていうのもな。

 

-リクエストは選手が負傷した時には時間の猶予をと新井監督が提案した。優しい新井監督らしい

そうそうそう、おーん。だから去年もあったみたいやな、おーん。そういうのを直接体験したからそういう話が出たと思うけど。まずやっぱり選手の安全が、もちろん接触した時やろ、一塁で接触した時言うとったけどね。それはもう審判の判断言うとったよ。そういう場合はな、おーん。

【関連記事】阪神ニュース一覧