中日ドラフト2位の津田啓史内野手(21=三菱重工East)が20日、立浪監督の極意吸収からの開幕スタメン奪取をにらんだ。

この日の新人合同自主トレは雨天のため、ナゴヤ球場室内練習場で実施。屋内でも守備、打撃練習で軽快な動きを披露した。「第3クールでだいぶ強度も上がってきて、いい状態で動けていると思います。レギュラーに食い込むために、あと1歩体作りをして、キャンプでしっかり追い込めるようにしたい」。1軍抜てきされた沖縄春季キャンプを見据えた。

開幕レギュラー取りへの秘策が、立浪監督の著書「二遊間の極意」の読破だ。球団最多の2480安打を積み重ねたミスタードラゴンズは現役時代、内野手として5度のゴールデングラブ賞を受賞している。キャンプに向けて本を購入予定で、移動時間などを利用して読みふけるつもりだ。

中日は二遊間固定が今季の課題の1つとなっている。津田とともにドラフト3位の辻本倫太郎内野手(22=仙台大)が即戦力として入団。龍空、村松、福永、田中らと開幕二遊間のスタメンを競う。「守備と足でアピールしたい。守備が鍛えられれば自然と打撃も良くなる」。戦国模様の開幕スタメンへ、ルーキー遊撃手がレジェンド指揮官の技術獲得を武器にする。【伊東大介】

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