西武ドラフト1位の武内夏暉投手(22=国学院大)が、多彩な変化球を披露した。

23日、新人合同自主トレを行う埼玉・所沢市内の球団施設で3度目のブルペン入り。座った捕手を相手に38球を投げ込んだ。直球を主体にツーシームやカットボール、スライダー、カーブ、チェンジアップと持ち球のほとんどを試した。「投げていないのはフォークぐらい。順調です」と手応えを口にした。

特にツーシームには自信を持っている。斜めに落ちていきながら左打者の内角に食い込む。「特殊球として持ち味としているので、生かしていけたら。武器の1つです」とこの日も鋭く変化するボールを投じた。習得したのは大学3年の秋でワンシームを投げようと思っていたが、自己流で改良を重ね、今のボールにたどり着いた。「カウントも取りますし、空振りも取れる球」と説明する。

新人合同自主トレも終盤に差しかかり、キャンプ前にやっておきたいことを問われると「散髪くらいですかね。キャンプ前に切ろうかなと思ってます」と笑みをこぼした。「疲労もありますけど、そこはケアをしながら、練習は万全にできている」と充実の表情をみせた。【山崎純一】

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