DeNA南場智子オーナー(61)が、“今永資金”の使い道に言及した。26日、新人11選手の本社訪問イベント後に取材に対応。ポスティング・システムで米カブスに4年5300万ドル(約76億8500万円)での移籍が決定。譲渡金として最低でも約14億2000万、最大で約20億1000万円という大金がチームに支払われる。

南場オーナーは「やっぱり選手を強化してその選手が飛び立ったというところからのもの。できるだけ選手の強化、選手に、という風に。そういう循環が回っていくような球団にしたいと思います」と強化費に充てる方針を示した。一方で「日米の差を埋めていくくらいに日本の野球のパイ全体を拡大していかなきゃいけないなと改めて認識しました」とも話した。

今永のメジャー挑戦については「大活躍して欲しいですね。今永選手のすごさを世界中に見てほしい。(会見で)カブスのファンの心をつかみましたよね。そういうことを1つ1つ大事に取り組んでいく選手ですよね今永さんはね」とエールを送った。

DeNAが横浜ベイスターズを買収し、「横浜DeNAベイスターズ」として生まれ変わってから今年で13年目となる。三浦監督政権は4年目を迎え「力はあると思います。何人か主力の選手が抜けたと心配する人もいますけど、私は本当にチームの地力がついてきていると思いますし、コーチ陣も気持ちを1つにして準備に当たっている様子を確認していますので、とても楽しみです。監督は私からのプレッシャーを感じていると思いますけど(笑い)、当然頑張って欲しい」と「DeNA」としての初優勝を期待した。

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