将棋界のカリスマ藤井聡太8冠と同じ愛知・瀬戸市出身の日本ハム育成ドラフト3位加藤大和投手(18=帝京大可児)が、支配下登録へ、8つのノルマを掲げた。29日、千葉・鎌ケ谷で行われていた新人自主トレ最後のメニューを終え、1日から沖縄・国頭での2軍キャンプに加わる。まず“8冠”ならぬ自ら設定した8つの壁を乗り越え、球界の“王将”へと歩を進める。

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加藤大が育成3位から地道に王位を目指す。9日から始まった新人合同自主トレはケガなく完走。「いい感じの疲れ。つきっきりでトレーナーさんに見てもらって質のいい練習ができた。国頭では変わらず体づくりメインでやっていきたい」とキャンプを見据えた。

愛知・瀬戸市出身。当然、同郷の有名人は「藤井聡太8冠です。会ったことはないですけど、藤井聡太さんに負けないぐらい活躍したい」。将来は瀬戸市=加藤大和と言われるぐらいの活躍と知名度を勝ち取ることが、大きな目標だ。

そこで、まず支配下登録になるために“倒しておきたい”8つのノルマを自らに課した。第一はフィジカル、第二に球速だ。「しっかり体はつくらないと。その上で球速は今の140キロ台中盤から1年目で140キロ台後半まで上げたい」と思い描いた。

球威と並行して磨きたいのが変化球のキレと精度。「今はスライダーとカーブ。その質を上げた上で1年間、戦えるスタミナをつけたい」と体力面のテーマも掲げた。体の効果的な使い方の手本としているのは同じ左腕の“投げる哲学者”。「うまく体を使ってボールに力を伝わるかを身につけたい。今永さんみたいに力感なく強い球を投げたい」と名前を挙げた。

苦しいときもくじけないメンタルは、ソフトバンク元エース斉藤和巳現4軍監督に学ぶ。新人合同自主トレ中の朝の読書タイムでは、同監督のノンフィクション作品「野球を裏切らない」を読み込んだ。「勉強になった。投球術や打者との対戦は、とにかく経験を積んでいかないと」。「ひふみん」ならぬ、190センチの大型ルーキー加藤“やまとん”名人が、己との8番勝負を勝ち抜き、2桁背番号を引き寄せる。【永野高輔】

 

加藤大和の支配下昇格への8ノルマ

<1>フィジカル強化

<2>球速アップ

<3>変化球の精度

<4>スタミナ

<5>効果的な体の使い方

<6>投球術

<7>メンタル

<8>対打者の経験