三塁の守備力向上がテーマの阪神佐藤輝明内野手について、担当の馬場内野守備走塁コーチが自覚を求めた。

「バッティング改造って言ってるけど、守備も改造してくれよってね。どれだけの覚悟で(沖縄に)来ているか。やらせるよりも自分からやる方がいいので、それを望んでいます」と自分から取り組む姿勢が大前提になる、とした。

三塁に初めて固定された昨季は20失策。もともとは本職ではあるが、プロレベルでの課題は明確だという。構えに始まり、足の動かし方、送球にも改善の余地がある。現役時代は三塁の名手だった同コーチが「昨年ちょっとやって、まあ内野手、三塁としてはまだまだ素人ですから」と言うように、逆に伸びしろだらけ。身体能力を含め、ポテンシャルを感じているから期待も高くなる。昨秋キャンプは侍ジャパンで不在だったため、この春は練習漬けになると予告した。

昨年は一塁大山、二塁中野、遊撃木浪の3人がゴールデングラブ賞。三塁で奮闘した佐藤輝だが、岡田監督、平田ヘッドコーチがそろって強化ポイントに挙げる。第2クールには鳥谷敬臨時コーチからの指導も予定されている。「うまくなれるように。そういう期間にしたい」と話す佐藤輝。沖縄の土にまみれる覚悟はできている。【柏原誠】

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