大卒2年目の楽天渡辺翔太投手(23)が、侍ジャパンの強化試合・欧州代表戦(3月6、7日=京セラドーム大阪)メンバーの最終候補に入っていることが2日、分かった。侍ジャパンの井端弘和監督(48)は、この日、春季キャンプの視察をスタート。阪神、楽天、日本ハムの順で足を運んだ。楽天のキャンプ地、沖縄・金武町では、魔球パーム使いの渡辺翔らのブルペン投球を見学した。
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近未来の中継ぎエースとして期待される大卒2年目が、夢へぐっと近づいた。楽天渡辺翔が、2日連続のブルペン入りで45球。侍ジャパン井端監督の熱視線を感じながら、淡々と力のこもったボールを投げ続けた。「(侍ジャパンで)出たいという気持ちはある。そのために、まずはアピールしないといけない。今日はアピールできたのかなと」。“魔球”と称される特殊球の使い手で「パームをやっぱ見てほしいというのはあります。僕の得意球なので」と代名詞を誇った。
井端監督は「春に選ばれる投手も見られましたので非常に良かった」と、ブルペン視察の収穫を口にした。名前こそ明言しなかったが、侍救援陣の新戦力として、パーム使いの右腕に白羽の矢を立てたとみられる。
ルーキーイヤーに大ブレークを果たした。22年ドラフト3位で入団し、昨季は51試合に登板して8勝3敗、1セーブ、25ホールド、防御率2・40。25ホールドは17年高梨(現巨人)が記録した14ホールドを大きく上回る、球団の新人最多記録だった。オフに守護神の松井裕が米大リーグのパドレスに移籍。手薄となったリリーフ陣を、今季も勝ちパターンの一角として支える覚悟だ。
九産大4年時の22年にハーレム国際大会で大学日本代表を経験。ただ、2試合に登板し、計4回3失点と爪痕は残せなかった。渡辺翔は「プロ野球の日本代表となると一番は大谷さんをイメージする。去年のWBCを見て刺激をもらったので、いつか(フル代表に)なりたいなっていう気持ちはあります」。夢は、幼い頃から憧れるドジャース大谷との共闘だ。「一緒にしたいです。大好きなんで」。初の代表選出を夢への1歩にする。



