巨人ドラフト3位・佐々木俊輔外野手(24=日立製作所)が8日、春季キャンプ第2クールを終えた。

走者を置いた実戦形式のフリー打撃では、中堅で左中間深くの大飛球を一直線に追いかけ好捕。打席でも鋭い打球を放つなど、即戦力としての力を見せた。

帝京、東洋大、日立製作所と強豪でプレーを続けてのプロ入りも「不安でしかないです。今まで失敗してきた中でなんだかうまくいってここまで来れた。常にうまくいく立場でも、技術があるわけではないです」と自身と向き合っている。6日のフリー打撃では、右翼席中段まで打球を運ぶも「試合で打てるかと言ったら、多分打てない。左中間に強い当たりが理想」と表情は緩まなかった。翌7日にシートノックで中堅から好返球を披露した際にも「たまたまです。毎回できるわけじゃないので」と謙虚だった。

実戦で不安を解消していく。11日の紅白戦に出場予定で「実戦が入ってきて自分のイメージできるバッティングができたら、少しずつそれ(不安)が薄れてくると思う」と話した。萩尾、松原らとの中堅争いも本格化。「足だったり、何らかの形でアピールできたらいいです」と意気込んだ。【黒須亮】

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