DeNAドラフト1位の度会隆輝外野手(21=ENEOS)が10日、チーム今季初実戦となった紅白戦で鮮烈デビューした。「1番右翼」で先発。4打数3安打2打点1四球と打ちまくり「この3本のヒットは全部イメージ通り、思い描いた通り打ててるのですごく良いのかなと思います」とうなずいた。

1回の先頭、第1打席は小園との“ドラ1対決”が実現し、いきなり“プロ初打席初安打”を放った。初球は138キロ直球を見逃してストライクとなったが、フルカウントから139キロ直球をはじき返し、一、二塁間を抜く“プロ初安打”とした。

度会は表情を崩さずに肘当てや打撃用手袋を外すと、味方ベンチに手を上げて祝福に応えた。

続くドラフト4位の石上泰輝内野手(22=東洋大)が右前打で一、三塁とチャンスを拡大し、同6位・井上絢登内野手(23=四国IL・徳島)が右犠飛を放って、ルーキー3人で1点を先制した。

さらに第2打席も続いた。1死一、二塁で小園に追い込まれながらも138キロのツーシームを捉えて中前への適時打。マルチ安打で“プロ初打点”も記録した。「1打席目にいい形でヒットを打てて、2打席目もいいセンター返しができました。前の打席のいいところは頭に残しつつ、1打席1打席切り替えて、次以降も新しい気持ちで臨みたいと思います」とコメントした。

第3打席は2死満塁のチャンスで打席に立つも、2ボールから速球を捉え損ねて左飛に倒れた。

それでも4回2死二塁の第4打席、徳山の141キロ直球を捉え、右翼フェンス直撃の適時二塁打。“プロ初長打”で猛打賞を達成し、二塁ベース上で右腕を掲げてガッツポーズを見せた。

【第1打席=1回先頭】投手・小園

<1>138キロ直球 見逃しストライク

<2>138キロ直球 ファウル

<3>135キロ直球 ボール

<4>140キロ直球 ボール

<5>133キロ直球 ボール

<6>139キロ直球 右前打

【第2打席=2回1死一、二塁】投手・小園

<1>142キロ直球 ファウル

<2>129キロ変化球 ボール

<3>127キロ変化球 空振り

<4>131キロ変化球 ボール

<5>138キロツーシーム 中前適時打

【第3打席=3回2死満塁】投手・徳山

<1>内角直球(計測不能) ボール

<2>140キロ直球 ボール

<3>外角速球(計測不能) 左飛

【第4打席=4回2死二塁】投手・徳山

<1>146キロ直球 ボール

<2>142キロ直球 ボール

<3>141キロ直球 右越えの適時二塁打

【第5打席=6回1死】投手・ディアス

<1>143キロ直球 ボール

<2>130キロスライダー ボール

<3>144キロ直球 ボール

<4>129キロスライダー 四球

 

【動画】DeNAドラ1度会隆輝がプロ初のタイムリーヒット! 鮮やかなセンター返しに笑顔!!

【DeNA】ドラ1度会隆輝が猛打賞デビュー/紅白戦詳細