いきなり157キロ! 阪神の新外国人、ハビー・ゲラ投手(28=レイズ)が19日、来日後初めて打撃投手を務め、能力の高さを証明した。「チームメートとはいえ、やっぱり打者ということで、ちょっとアドレナリンも出ていた。気持ちよく投げられたよ」。充実感たっぷりに汗をぬぐった。

前川への初球を右翼スタンドまで運ばれたが、気持ちはどんどんたかぶった。16球目。力強く投げ込んだ直球は157キロをマーク。ミエセスと2人を相手に、計23球で安打性の当たりは3本だった。

米国で最速164キロを計測したこともある右腕。来日初のマウンドでいきなり超速球を披露したが、岡田監督がさらに驚いたのは制球力だった。「高めに行けへんねんな。あれな。すごいと思った。ボールなるのでも、全部低めやもんな。1球も高めなかったやろ? そこはすごく評価できるよな」。精密な制球力は、勝負どころで大事な1イニングを守るリリーフとして大きな武器。「まだまだスピード、もうちょっと上がってくると思うし。ある程度な、勝ちパターンていうか、後ろの方で投げられる。十分と思うけどな、そこはね」。盤石な勝利の方程式入りへ太鼓判。豊富なブルペンに加わる1枚として「厚なるやろ。軽く投げてるようやけどな」と喜んだ。

今後はもう1度打撃投手を務めて、実戦登板に向かう見込み。これも、米国時代と同じルーティンだ。「いい意味で一緒です。いいチームメートと、僕はピッチャーだから練習して、バッターを打ち取ることを考えて練習して打者と対戦するというそのものは一緒だよ」。剛速球と制球力を武器に、昨季日本一に貢献したブルペンをさらに強くする。【磯綾乃】

▼阪神坂本(ゲラの投球に)「ストライクも結構放ってるし、低めに投げようという意識がすごくある。ゴロも多かったし、ゾーンの中でゴロ打たせてる感じ。また次どうなるのか、すごく楽しみになるピッチングだった」

▼安藤投手コーチ(ゲラについて)「ブルペンで、そんなにコントロールが悪いイメージもないし。あとは試合でバッターと対戦した時、どうなるかなというところですかね」

▼ヤクルト松井スコアラー(阪神ゲラについて)「球の力もありますし。あれだけまとまってれば、脅威になるとは思います。勝ちパターンに入ったら、ちょっと嫌だなっていう印象を受けました」

▼中日加藤スコアラー(ゲラにつけて)「投げ方的には全然悪くない。もうまとまっているピッチャー。状態が上がれば(リリーフ陣に)普通に食い込んでくるんじゃないですかね」

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