今秋ドラフトの目玉となる明大・宗山塁内野手(3年=広陵)が右肩甲骨骨折の影響で東京6大学春季リーグでの復帰が絶望的なことが14日、分かった。

2月29日の練習試合で死球を受け負傷。侍ジャパンに選出されていたが、3月6、7日の欧州代表戦前に診断を受けて、同行こそしたが試合は欠場した。同大関係者によると、本人は「強い痛みはない」と話しているというが、全治3カ月を要するため、4月中旬に開幕し、5月下旬までの春季リーグ戦の出場は厳しい状況だ。現在はオープン戦ではメンバー入りせず、主将としてベンチから声を出してチームを鼓舞している。

アマチュア球界トップの遊撃守備を誇り、ドラフト1位候補の宗山は、1年春からレギュラーで出場し、ここまでリーグ通算94安打。最終学年の春秋のリーグ戦で、131安打でリーグ通算最多安打記録を持つOBの高山俊(前阪神、現オイシックス)の記録更新を期待されていた。だが今季リーグ戦の半分近くを欠場することになり、到達は厳しくなった。