コケないよう、足元に用心します。開幕投手に指名されている日本ハム伊藤大海投手が、5回1/3を4安打2失点(自責1)と上々の投球で本番前ラスト最終登板を終えた。開幕まで1週間と迫り「ケガなくここまで来られた。まだ(北海道は)雪があるので、転ばないように、地に足着けて過ごしたい」と気を引き締めた。

2回無死一塁では宮崎に10球連続ファウルで粘られるもフォークで二ゴロに抑えるなど、落ち着いた投球を披露した。ストレート、スライダー、スプリット、カーブ、フォークの5球種用い、11球連続ストライク。手元の感覚チェックも済ませ「理想はゲッツーでしたけど、あそこまでストライクを投げられたので、良かったかなと思います」と前向きに捉えた。

日本時間の昨年3月22日はWBC決勝米国戦だった。6回に4番手で登板し1回をシャットアウト。「やっている最中は長いなと思ってましたけど、シーズン終わっていざ準備して開幕と思うと、あっという間」。リリーフの1人として日本の優勝に貢献してから1年。今季は開幕投手と役割は変わるが「持ち場の責任を果たすという意味では一緒。しっかり自分のやるべきことをやっていけたら」。世界一に立ったとき同様、程よい緊張感を保ち、本番に備える。【永野高輔】

 

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