広島が今季3度目の0-0の引き分けで、神宮-バンテリンドームと続いた遠征を終えた。

3回、延長10回、同12回といずれも2死二塁の得点機をつくるも、あと1本が出ず。逆に6人の投手が無失点で踏ん張り、中日にも得点を許さなかった。

9回2死一、二塁、延長10回2死満塁、同11回1死満塁とピンチの連続だったが、守り抜いた。5番手の森浦大輔投手(25)が登板した11回は、先頭の細川成也外野手(25)のゴロをさばいた三塁の小園海斗内野手(23)が一塁に悪送球。そこから1死一、二塁とされ、広島ベンチは代打の福永裕基内野手(27)を歩かせる満塁策を取った。1つのミスが負けにつながる状況で、森浦は石川昂弥内野手(22)を二飛、岡林勇希外野手(22)を二塁ゴロに抑えた。「1点取られたら負けなので、開き直って腕を振りました。変化球が浮いて打たれるよりはストレートで押して打ち取りたいなと思っていたので、まっすぐでしっかりコース狙ってと、自分も坂倉も思っていました」と森浦は振り返った。

新井貴浩監督(47)は「え。本当ナイスピッチング。全員よく頑張ってくれたと思います。(11回の満塁策は)そのままだとタッチプレーになるから守りを考えて(敬遠を)申告して。森浦も本当に素晴らしいピッチングでナイスピッチング。昨年、彼は悔しい思いをしていたと思うんで今年は本当にいいものをみせてくれている」と投手陣をねぎらった。

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