阪神青柳晃洋投手(30)が1軍復帰戦で粘投した。6回2失点で自責1。7安打を浴びながらも要所で耐えた。5月31日の敵地ロッテ戦以来、約2カ月半ぶりとなる1軍登板で、開幕投手の意地を見せた。今後は23日にも出場選手登録を抹消され、次回の出番を待つプランになりそうだ。

初回に安打と四死球でいきなり2死満塁のピンチを招いたが、落ち着いて最後はオスナを一飛に料理。1点リードの3回も1死満塁のピンチをつくったが、宮本の犠飛による1点にとどめた。5回は左翼島田の失策もあり2死三塁。ここで村上の打球を一塁大山がグラブに当てたがはじいてしまい(記録は二塁打)勝ち越し点を献上したが、その後は踏ん張った。「あの1点は海吏(島田)も気にすると思うので、あそこで取られてしまうのは申し訳ない」とくちびるをかんだ。

「状態的には良くなかった」と明かし、「スライダーの精度」を課題に挙げた。岡田監督は「なんかなあ。コントロールやろな、やっぱりな」と指摘。一方で「まあのう。ちょっとエラーとかもあったからなあ。何とか抑えとったけどな」と一定の評価は与えた。4月19日の中日戦以来、約4カ月ぶりの1軍勝利はならなかったが、チームにも希望をともす94球になった。

真夏の2軍生活は過酷だった。灼熱(しゃくねつ)の鳴尾浜で汗を流し続けた。炎天下でのピッチングでも「意図したアウトを取る」とブレずに目的を持ち続けた右腕。次こそ復活星へ、しっかり準備を続ける。