ハルトが甲子園に帰ってくる! 阪神高橋遥人投手(28)が、3日中日戦で復帰後初めて本拠地のマウンドに立つ。21年11月6日のCSファーストステージ巨人戦以来、実に1032日ぶりの聖地凱旋(がいせん)となる。トミー・ジョン手術など、長いリハビリ期間を乗り越えた左腕は今季2戦2勝。自身3連勝を懸けて投げ合う相手は防御率0・98の難敵、中日高橋宏斗投手(22)だ。白熱が予想される「高橋対決」を制し、大逆転V&3位死守へ一気にムードを高めたい。

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久しぶりの甲子園マウンドを目前にして、高橋は素直な感情を隠さなかった。

「緊張してると思うので。今日までは『甲子園や!』っていう感じがするんですけど、当日になったらそういう余裕もないと思う。球場に関係なく試合に集中できればなと思います」

前日2日は晴れ晴れとした青空の下、キャッチボールなどで調整。1032日ぶりの聖地で、大歓声を受ける準備を整えた。

これ以上ない好敵手が相手マウンドに立ちはだかる。中日先発は11勝2敗、防御率0・98の高橋宏。球界屈指の左腕と右腕による「高橋対決」となる。7学年下の逸材との投げ合いに「いや特に何もないです。すごすぎるので」と謙遜したが、負けるつもりはない。

「僕はバッターと対峙(たいじ)するので、あまり相手ピッチャーは意識していない。けど、先制点は与えないように頑張りたいかなという感じです。いつもと一緒です」

気負わず静かに闘志を燃やした。

復活から2戦2勝。8月11日広島戦(京セラドーム大阪)では自力優勝の可能性消滅を阻止し、23日の同戦(マツダスタジアム)でも6ゲーム差となる危機を救った。今回も崖っぷちのチーム状況で救世主の働きを託される。

「大事な時期だと思うので、まずは試合をつくるというのと、勝てる確率が上がるようなピッチングができれば」

首位広島と今季最大5・5ゲーム差、2位巨人とも5差。さらに4位DeNAにも1・5差に迫られている。残り22試合、負けられない戦いが続く。チームは甲子園の中日戦に限れば、今季7勝1分け。高橋自身、同条件でプロ入り後6度先発して5勝0敗、防御率0・61。心強いデータも味方につけたいところだ。

当日はパリ五輪金メダリストのレスリング女子・鏡優翔がファーストピッチセレモニーを行う。「金パワー」、そして慣れ親しんだマウンドが待ち遠しい。

「ホームグラウンドなので、特別というか。一番プロに入って投げてきたマウンドだと思うので、投げ辛さとかそういうのは感じたことはないです」

ハイレベル必至の投手戦を制し、自身3連勝でチームも助ける。【磯綾乃】

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