思いを乗せたバットで快音を響かせた。今季限りで現役を引退する岡田雅利捕手(35)が、引退試合となったロッテ戦に「2番捕手」で先発出場。初回のみの出場だったが、先制を許した直後の攻撃で見せ場を作った。1死走者なしから小島の高めの直球を引っ張り、三塁線を破る痛烈な二塁打。続く野村大の右飛の間にタッチアップし、豪快なヘッドスライディングで三塁を陥れた。土にまみれたユニホーム姿が輝いた。球団を通じての岡田のコメントは以下の通り。

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岡田 先頭のゲン(源田)が出塁すると言って打席に向かい、粘っている姿をみて、その時点で涙が出そうでした。自分が打席に立った時の、球場が割れんばかりの“おかだ”コールは、もう耐えられませんでしたね。絶対に泣かない、と決めていたけどダメでした。今日は不思議と緊張はなく、大きな歓声をいただいて、それがぼくを「よし、やってやろう!」という気持ちにさせてくれて、ヒットが打てたと思います。最高な気分ですし、打率10割で終えられたのはうれしいです。いまでも1球1球すべて鮮明に覚えていますし、三塁までいけましたが、手術後の僕にはあれが全力でした。最後のバッテリーが羽田でしたが、ピンチになりながらも1点で凌いで、それ以降は良い投球ができていたと思います。羽田も緊張しながらがんばってくれましたし、将来エースになって欲しいと思いました。とにかくいまは感謝の気持ちでいっぱいです。

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