巨人終身名誉監督の長嶋茂雄さんが3日午前6時39分、肺炎のため都内の病院で死去した。89歳だった。
長嶋さんは今年3月28日、開幕戦に臨む巨人を激励するため、東京ドームを訪れる予定だった。しかし、直前になってキャンセル。すでに容体が悪くなっていた可能性がある。
その2週間前には東京ドームで日本開幕戦に臨むドジャース大谷と会っていたが、関係者によれば、この時も病院側は外出に難色を示していた。大谷のインスタグラムには長嶋さんと会食した際に撮ったと思われる写真が上がっている。長嶋さんはあまり食べていなかったという話もある。
コロナ禍でも長嶋さんは元気にリハビリに励んでいた。担当する若い理学療法士と息が合い、積極的に体を動かしていた。
しかし、3年前に自宅で転倒し、脳内から出血して入院。それ以後は療養優先で車いすでの生活を余儀なくされ、田園調布の自宅に戻ることも少なくなった。
それでも巨人と野球を常に気にかけ、東京ドームやジャイアンツ球場に足を運んだ。車いすで言葉も以前ほどの明瞭さはなかったが、時には立ち上がり、力強いジェスチャーで選手たちを鼓舞した。
最後まで巨人を、野球を愛していた。



