日本プロ野球選手会と日本野球機構(NPB)による事務折衝が10日に都内で行われ、今年から選手会が主催するトライアウトを11月12日に開催すると発表した。

昨年までは12球団持ち回りで行われてきたが、近年は各球団ともシーズン中からファームも含めて試合をチェックする体制ができており、トライアウトの必要性が減少。今年から選手会が引き継ぐことになった。

また今年で4回目となる現役ドラフトについて、NPBから2巡目のやり方に関する新たな方式の提案があった。選手会の森忠仁事務局長は「微修正という感じ。これから検証していく」と話した。現行制度を前提としつつ若干の修正が加えられた内容で、2巡目が成立する可能性はあるとしたが、実際にどこまで効果があるのか検証するという。

今回の協議でも、当初から選手会が要望しているFAのように自動的にリストアップされる明確な基準の作成を改めて申し入れた。「在籍年数と登録日数の観点から出場機会に恵まれない選手が、移籍して活躍する機会を得られるようにすること。リストアップ人数の増加が重要」と主張した。NPB側からは「育成期間」の必要性について言及されたというが、森事務局長は「育成期間が具体的にどの程度の期間を指すのかが分かれば、期間に応じた在籍年数や登録日数の基準を設定できる」とした。自動的なリストアップ制度の導入が難しい場合の代替案として、米マイナーリーグFA制度のような仕組みの導入を提案するなど、引き続き協議される。