4連覇を狙う早大が、東大から連勝を収め勝ち点1を挙げた。
小宮山悟監督(59)は「4連覇に向けて落とせない試合でしたので。連勝で終われてよかった」と安堵(あんど)した。投打で圧倒するような試合をもくろんだが、東大と一進一退の攻防の末の辛勝だった。指揮官は「やっている選手たちが一番、こんなはずじゃないというはずですが、こちらとしては想定内なので」と強調した。その心は-。
小宮山監督 ちょっと3連覇で浮かれていて、練習も真剣味が足りなかったという証明をした試合ですかね。あれほどバント、バスター、エンドランを確実にできるようにしなさいと伝えてきたところ、1つも成功していない試合ですから。彼らも何が待っているか分かっていると思います。
試合前には日野愛郎部長が「あす還暦を迎える監督に、しっかりとしたプレゼントを渡せるような試合を」とナインに発破をかけた。東大相手に最後まで苦戦を強いられての勝利だったが、15日に還暦を迎える小宮山監督に一足を早い誕生日プレゼントを届けた。小宮山監督も「いろいろとストレスのたまる多くのプレゼントをいただきました。怒りが一番多くのエネルギーになりますから。そういう意味で言うと、彼らに感謝したい」と冗舌に振り返った。
先発を務めた高橋煌稀投手(2年=仙台育英)にとってはプレッシャーのかかるマウンドだったかと思われたが「(日野部長の話の間は)その時たぶん、ブルペンにいて聞けてないと思うんですが…」と恐縮。5回1失点で勝利を呼び込んだことに「1点を取られましたけど、しっかりゼロに抑えられて監督にいいプレゼントを届けられました」。
一方で、2回に貴重な犠飛で勝利打点を挙げるなど攻守にわたって活躍した吉田瑞樹捕手(4年=浦和学院)は「(監督に)ストレスを与えてしまったということなので、もう1回鍛え直して、次の立教戦からはストレスのないような試合をしたい」と意気込むと、その隣で聞いた小宮山監督は「…言ったね」とニヤリ。期待交じりの微笑を浮かべて会見場を後にした。



