悔しさを押し殺すようにしゃがみ込んだ。巨人田中将大投手(36)は6回5安打2失点の粘投も、日米通算200勝はまたもお預けとなった。
6回2死一、二塁。DeNA7番石上に初球、外角へのスプリットを右翼にはじき返された。中山が懸命に手を伸ばしてグラブに当てたが、惜しくも捕球できず先制の2点適時打。今季最長の6イニングを投げきるも「最後の場面粘りきりたかったなというところもありますし。ちょっとストライクがそろいすぎてしまったなというところが反省点の1つではありますね」と唇をかんだ。
それでも、プロ19年目のベテランらしい円熟味のある投球を披露した。140キロ台中盤の直球に多彩な変化球を駆使。ベース板を広く使ってDeNA打線に立ち向かった。味方の好守にも助けられ、5回までは無失点。「いい形で凡打を打たせることができていたと思いますし。バックの守りも素晴らしいプレーがたくさんあって、それにもり立ててもらいながらいけた」と振り返った。
悔しさの残る登板となった。だが、視線は次戦へと向いている。阿部監督は次回登板について「名古屋、次中5日で行ってもらうので」と21日の中日戦(バンテリンドーム)での先発起用を明言。田中将も「勝つためにしっかりと準備するだけです」と話した。同球場は4月3日に巨人移籍後初登板&初勝利をマークした場所。思い出の地で今度こそ偉業を達成する。【水谷京裕】
▽巨人杉内投手チーフコーチ(田中将に)「もう十分ナイスピッチングでしたね。ああいう気迫のあるピッチングを他の先発ピッチャーもやってくれると、すごくチームの士気が上がる」
▽巨人丸(5回2死満塁で度会の左翼線への打球をダイビングキャッチ)「距離感的にドンピシャでした。将大さん自身も早く達成して落ち着きたいはず。なんとか勝ちをつけたい。苦しい投球をさせてしまい申し訳ないです。次は(点を)取って楽に投げてもらいたい」
▽巨人中山(6回2死一、二塁で石上の打球はグラブ先に触れるも捕球できず適時打に)「すごく悔しいプレーでした。(田中将に)『すいません』と伝えて『大丈夫、大丈夫』と前向きな言葉をかけてくださった。しびれる試合で結果を残せるようになりたい」



